フランス人に直接教えてもらったアリゴのお味は!?

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

昨日のブログではTimon達にアリゴ作りを教えてもらう様子をお伝えしましたが、いよいよ実食!

うーん、美味しそう。

こちらはウッドデッキにてキャンプ気分。

なかなか伸びてますねー。

そしてティモンからも写真が届きました。
すごーい、さすがで〜す!
ティモンのお父さんが手を入れて遊んで!?います。
それだけ安定した伸びがあるってことですよね。

意外なことにティモンの家では、この日はお肉ではなく、ニジマスに添えられていました。

付け合わせとしてではなく、アリゴだけで食事を済ませることもあるくらい、家族全員アリゴが大好きなんだそうですよ。

さて、食べた感想はじゃがいもとチーズの組み合わせが美味しくないわけありません!
シンプルな味ですが、お餅にもちょっと似ていて、とても気に入りました。
作り方も簡単だし、今後も私のフランス料理のレパートリーに加えることにします。

モッツァレラだと、かなりあっさりしているのかもしれません。主人はもっとチーズが入っていた方が良かったらしく、今度作るときはチーズを増量してみたいと思います。
そう言えば、ティモンは今度自分もモッツァレラで作ってみると言っていました。

明日のブログもアリゴの話題が続きます。

À demain
Shiorine

ティサージュルームでのグループレッスンを2021年8月より再開しています。
9月のレッスンは9月27日(月)10時30分からです。

また、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも行っています。
お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 *「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


フランス人に習う本場のアリゴの作り方

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

9月のクラブパティスリーでは、フランスに住むTimonとzoomで繋がって、フランスの郷土料理l’Aligotアリゴの作り方を教えてもらいました。

我が家も準備OK。 材料はじゃがいも約250g、チーズ100g、生クリーム50ml、バター35g、にんにくひとかけ、塩、そしてアリゴと一緒に食べるソーセージ。
じゃがいもとにんにくは自家製です!

今回もティモンの妹のTalmaも一緒に参加してくれました。
みんなでご挨拶。

さあ、早速調理スタートです。
まずはじゃがいもを茹でましょう。

☆本場のこだわりその1☆
じゃがいもは新じゃがよりも古いじゃがいもの方が、味も食感も良くなります。

フランスには熟成したじゃがいもが粉になっているものがあるらしく(マッシュポテトの素のようなものでしょうか?)、ティモン達はこれを使うため、お水を足すだけでOK。
私たちのじゃがいもが茹で上がるのを待ってもらいました。

☆本場のこだわりその2☆
アリゴ作りには、大きな寸胴型の鍋を使います。
なんせ、1キロのじゃがいもに350gのチーズを入れて混ぜるのですから!

じゃがいもが柔らかくなったら、マッシュして塩、生クリーム、バターを加えましょう。
水気が足りない場合はお水を少し足します。

と、私はティモンからもらったポストカードの作り方を見て材料を揃えたのでバターを用意しましたが、バターは必要ないとのこと。
ティモンの家では脂っこすぎるので入れないそうです。
ちなみに、生クリームも入れなくても良いそうですよ。

ただし、ティモンの地元では”tome fraîche”トムフレッシュと言うアリゴ専用のチーズを使います。
日本では他のチーズで代用するので、おそらくコクが足りないだろうから、バターや生クリームを入れた方が美味しいかもしれないと言っていました。

全部が混ざり合ったら、いよいよ鍋を火にかけていきます。
弱火にして、チーズを少しずつ入れながら混ぜていくそうです。

☆本場のこだわりその3
アリゴを作るときは必ず2人ペアで。

大量のじゃがいもとチーズが入った鍋なので、必ず1人が鍋を押さえて、もう1人がかき混ぜます。

ほどなくして、ティモンも”Il est vraiment beau.”(ホントに美しい)と納得するアリゴが出来て来ました。

おぉー、これぞ本物のアリゴですね!

アリゴを一生懸命混ぜていた主人を見てティモン達が笑っています。

「Masanori est trop fort !」(正則すごすぎ!)
我が家のアリゴはティモンたちの4分の1の量、鍋も小さいし、一人で楽々、しかも主人がだまを無くそうとして、一心不乱にかき混ぜていたので(笑)

もし主人の必死にかき混ぜる姿を見てみたい方は、ティサージュのインスタの最新のIGTV動画をご覧ください!
https://www.instagram.com/franceshiorine

「チーズを少しずつ入れる」と言うところを聞き逃していたからか、我が家は結局だまが残ってしまいました・・・

それでも、思いのほか良く伸びてまーす。

これでアリゴの完成です!
夜の19時、日本は夕食の時間、そしてフランスはお昼の12時、昼食の時間。
それぞれの家でお食事タイムです。

食事の様子は、また明日のブログでお伝えします。

À demain
Shiorine

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8月のグループレッスンは”S’il vous plaît “の特訓でした!

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

昨日はコロナになってからずっとお休みをしていた、グループレッスンを久しぶりに再開しました。

お花屋さんをしているJuilletさんが、私の誕生日プレゼントに自宅の花を束ねて持って来てくれました。

さすがお花屋さんだけあって、ご自宅の花もセンスがありますよね。
とっても可愛らしい花束に、”Bon anniversaire “(お誕生日おめでとう)のメッセージ付き。
“Je suis trop contente!”(とっても嬉しいです!)

さてさて、そのJuilletさん、自分の”S’il vous plaît “(お願いします)の発音が、どうしてもしっくり来ないと言います。

確かに”S’il vous plaît “は日本人にとってちょっと言いにくい言葉だと思います。
最後のplaîtを英語のように「プレイ」と二重母音の発音をしてしまう方がいますが、二重母音はフランス語にはないので、シンプルに「プレ」と発音します。

そしてさらに難しいのがvousです。
こちらも以前Lucaの発音レッスンのブログにも書きましたが、口を丸くして前に突き出すouの発音が難しいんですよね。

ただ、Juilletさんはouの正しい発音の前に、vousの伸ばし方に問題があったようで、試しに”S’il te plaît “・・・

“S’il vous plaît “はvousで話す相手に使う丁寧な言い方に対して”S’il te plaît “は友達や家族間で使う表現です。
もちろん意味はどちらも同じです、「お願いします」と「お願い」の違いと言ったところでしょうか。

と、この”S’il te plaît “を言ってもらったら、とっても上手に言うことが出来ます。
teの方が発音しやすいので、これでリズムを掴むことが出来たようで、”S’il vous plaît “もだいぶ上手に言えるようになりました。
帰るときに大満足のJuilletさんを見て、私も嬉しくなりました。

今日も楽しいレッスンでした。

来月は9月27日(月)10時30分から12時に行います。
9月も参加者3名で行います。

少しずつフランス語を始めてみませんか?

À bientôt
Shiorine

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9月のクラブパティスリーはTimonにフランスの郷土料理L’Aligotアリゴの作り方を教えてもらいます

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

昨日のブログでお知らせしたように、9月のクラブパティスリーではフランスに住むTimonとzoomで繋がって、フランスの郷土料理l’Aligotアリゴの作り方を教えてもらいます。

アリゴを作ることに決まってから、偶然フランスのテレビ番組(私はいつもM6のアプリでフランスのテレビ番組を見ています)の中でアリゴを作っているところを目にしたんです。
そうしたら、アリゴ作りの世界記録保持者は、アリゴをなんと5メートル80センチも伸ばすことが出来るんだそうです!

“l’Aubrac”(オーブラック)地方では、この長く伸びたアリゴのことを”le ruban de l’amitié”(友情のリボン)と呼んで、伸びれば伸びる程友好関係が深くなるそうです。

早速Timonにその話をしたら、なんとTimonも天井の高さ位迄は伸ばすことが出来ると言うんですよ!
伸びても50センチ位かなと思っていたのでかなりびっくりです。
ただ、たまに失敗することもあるそうなので、Timonのアリゴがどのくらいの長さに到達するか乞うご期待!

アリゴ作りにはオーブラック地方の”Tomme fraîche “(トムフレッシュ)と言う、熟成の進んでいない若いチーズが、伸びが良く最適らしいのです。
しかし、日本ではなかなか買うことが出来ないようなので、今回はモッツアレラやチェダー、エメンタール、グリュイエール、またはとろけるチーズなどで代用しようと思います。

アリゴの付け合わせには大きくて長いソーセージを食べるのが一般的だそうです。
土曜日の夕ご飯にそのまま食べられる時間帯に作るので、他にもチーズフォンデュのような具材を用意しておくと楽しいかもしれませんね。

参加希望の方には事前にフランス語と日本語のレシピをお渡しします。
フランス語が出来なくても日本語できちんと説明をするので、本場のアリゴ作りに興味のある方はぜひ一緒に作ってみませんか?

また、その場で作るのは難しい方は、見学形式の参加でも大丈夫です。

アリゴの作り方はクックパッドにも載っていますが、本場の人から習う機会は、日本ではほぼ経験できないと思いますよ!

私も本場のアリゴ作りを習って、お客様料理のレパートリーの1つに加えたいと思っています。
ご参加お待ちしています。

「クラブパティスリー ティモンとアリゴ作り」
日時:9月4日(土)17時30分から1時間30分程度
場所:Zoomでのオンライン形式
参加費:3,500円
お支払い方法:PayPayでの送金または銀行振込
その他:材料は各自ご準備ください、見学だけの参加も可能です(参加費は頂戴します)
詳しいレシピはお申し込み後にお送りします。今回はオーブンやレンジは使用せずに、コンロとお鍋を使います。
お問い合わせ:このブログのお問い合わせページからご連絡ください。

À bientôt
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フランスから届いた絵葉書

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

先日フランスから絵葉書が届きました。

送ってくれたのは友達のTimon。
難しい漢字も頑張って書いてくれてる!

近頃は何でもネットで済ませてしまう時代なので、はるばるフランスから渡って来たかと思うと嬉しさも特別です。

そして葉書のこれ。

何だろう?と思ったら、Timonの両親の住むフランス中南部 l’Aubrac(オーブラック)の郷土料理l’Aligot(アリゴ)レシピです。

皆さんはアリゴはご存知ですか?

何年か前にNHKで紹介されたことがあるらしいので、もしかしたらテレビで見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

私はつい数年前に知ったばかりなのですが、じゃがいもとチーズを混ぜ合わせて作る料理で、その特徴はなんと言ってもビヨーンと伸びることにあります!

もう一度写真を良く見てください。
ね、ビヨーンと伸びてるでしょ。
これはパフォーマンス性が高いですよね!

ティサージュのクラブパティスリーをとても気に入ってくれているTimonが、私たちに料理のアイデアをくれたんです。

これはもう、クラブパティスリーでTimonに作り方を教えてもらうしかないでしょう!

ということで、9月は久しぶりにクラブパティスリーを行うことにします。
詳しい内容は明日のブログでお知らせいたします。

À bientôt
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ティサージュガーデンでのフレンチピクニックの動画を作りました

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

雨が降り続く毎日ですが、いかがお過ごしですか?

福岡はまたまた緊急事態宣言が発令されるし、憂鬱な気持ちになっていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

そこで、皆さんに少しでもリフレッシュしていただけたらと思い、5月のティサージュガーデンでのフレンチピクニックの様子を動画にしてみました。

本当は5月29日にピクニックイベントを行う予定だったのに、こちらも緊急事態宣言で中止になってしまいましたが、来年は絶対にリベンジしようと思っています。

動画の中でフレンチランチを作ってくれたノリこと野田シェフには、今後もティサージュのイベントで腕を奮ってもらう予定です。
フランス語と料理教室のコラボも楽しそう。

今回動画はナレーションを日本語とフランス語の2つのバージョンで作っています。
フランス語の勉強に役立てていただけたら嬉しいです。

更にフランス語字幕バージョンも用意しているので、興味がある方は連絡してくださいね。

日本語バージョン https://youtu.be/HmEISUJOpkM
フランス語バージョン https://youtu.be/Ex6F4uylBIc

 

8月のグループレッスンは緊急事態宣言が出されるようですが、少人数で行いますので、予定通り実施します。
よろしくお願いします。

À bientôt
Shiorine

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8月よりティサージュルームでのグループレッスンを再開します

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

長いことお休みをしていましたが、ティサージュルームでのグループレッスンを今月から少しずつ再開します。
新型コロナウィルスの感染防止に留意して、人数は最大3名とします。

今月は8月23日(月)10時30分から12時に行います。
来月は9月27日(月)10時30分から12時です。

昨年から本当に色々とありましたが、気持ちを新たに、皆様にフランス語に触れる時間を楽しんでいただきたいと思います。

場所は早良区干隈、地下鉄野芥駅から徒歩6分、西鉄バス城南郵便局前から徒歩2分です。
近隣にコインパーキングもございます。
詳しい住所はご予約の際にお伝えしますね。

誰よりもグループレッスンが出来るのを楽しみにしている私です!

À bientôt
Shiorine

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Le couperet est tombé 「ギロチンの刃が落ちた」 

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

昨日の「ギロチンの刃が落ちた」のフランス語を私なりに解説してみたいと思います。

フランス語の原文は« le couperet est tombé »。

辞書を見ると確かにle couperetの意味として「骨切り包丁、ギロチンの刃」と書いてあるので、直訳すると確かに「ギロチンの刃が落ちた」とはなります。

でも、一番目の意味は骨切り包丁だし(これでも十分怖いですけど)、友人マティアスはle couperetと聞くと肉屋の大きな包丁をイメージするようです。

他のフランス人にも「ギロチンの刃が落ちた」はフランス語でどういう意味なのか聞いてみたら、それって« le couperet est tombé »のことを言ってるのかな?と確認されました。

なので、翻訳する人も直訳するなら「刃が落ちた」とすれば良かったんですよね。
まあ、ギロチンにはかっこが付いていましたけど・・・

そしてさらに、今回のことで、ギロチンを表すフランス語がle couperetとla guillotineの2つの単語があるんだと私も最初勘違いをしていましたが、良く良く考えると、le couperetは「刃物」の部分だけのことを指していて、ギロチン(断頭台)はla guillotineってことになりますね。

そしてまたさらに、ふと思い出したのですが、フランスではla guillotineと言う単語は、サラミのような乾燥ソーセージをカットする道具にも、実は使われているんです。

3年前にフランスに行ったときに、キッチン雑貨のお店でこれを見つけて、la guillotineの言葉にびっくりして写真に収めていたんでした。

この写真がお披露目される日がやっと来ました。

«La guillotine à saucisson»と箱にも書いてあります。

良く見ると英語で«The French Guillotine»と言う文字も。

乾燥ソーセージって結構固いので包丁で切るのはちょっと大変なんですよね。
アペリティフにソーセージを良く食べる、フランスならではの道具です。

辞書を見ると«fenêtre à guillotine» 「上げ下げする窓」と言う意味もありました。

フランスでは、必ずしもギロチン=断頭台ではないということが、これではっきりお分かりいただけたと思います。

正しい翻訳って本当に難しいですね。

À bientôt
Shiorine

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「ギロチンの刃が落ちた」の本当の意味はこういうこと

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

東京オリンピックが無観客になったことを受けて、フランスのメディアが「ギロチンの刃が落ちた」と伝えたことが、日本に大きな誤解を与えているようです。

残虐だとか、皮肉だとか、

カズレーザーはテレビで「日本にギロチンなんかないし、言わせておけばいいんじゃないですか。」と言っているとか・・・

確かにギロチンなんて、日本人はこの言葉を聞いただけでドキッとしますよね。

私もフランス語の綴字のレッスンで、guiを教える時あえてフランスっぽい単語を使って、ギロチンguillotineをテキストに入れているのですが、生徒さんは必ずギョッとした顔をします。

生徒さん達の反応からも、日本人はギロチンと言う言葉を聞くと、フランス革命の処刑台をイメージしてしまい、フランス人に嫌味を言われている気になってしまうのも当然だと思います。

私だって、この報道をまだ知らなかった時に、生徒さんから突然、フランスで「ギロチンの刃が落ちる」ってどういう意味があるんですか?今Twitterで話題になってますよと教えてもらって、やっぱりマイナスイメージが浮かびました。

そして、ネットでこの言葉を検索してみても何も手がかりがなかったので、日本語の話せるフランス人の友達マティアスに尋ねてみました。

そして分かったのが、この言葉には

「もう変えることの出来ない決断が下ってしまった、人々が危惧していたことの全てが決断された」

などの意味があって、フランスでは普通に使われる表現らしいのです。

もちろん皮肉や嫌味などは一切含まれていないし、この言葉を使ったからと言って、誰も処刑台を想像したりしないそうです。

マティアスに、日本人はこの言葉に嫌な思いをしていると伝えると、「日本人がどうして気分を害すのか全く理由がわからない」言っていました。

やはり、日本とフランスの間にとんでもない誤解が生じています。
みんな!フランスには全く悪気はないので勘違いしないで!と大きな声で訴えたいです。

フランスでは誰でも「腹切・ハラキリ」と言う日本語を知っているくらい、切腹はフランス人にとって強烈なイメージがあります。
非常に大きな責任をとって欲しい時に「これはもう切腹してもらうしかないね」なんて表現をフランス人に使ったら、フランス人は相当な恐怖を感じるかもしれません。

こういう文化の違いだと思います。

先日のフランス人サッカー選手グリーズマンとデンベレの差別発言事件もあるし、このままではフランスのことを嫌いになる日本人が増えてしまうのではないかとても心配です。

あの件にしろ、「醜い顔」といった誤訳も日本人に多いに悪印象を与えてしまっているので・・・

メディアには、その国の背景なども含めて、きちんとした訳をして欲しいですね。
人々の注目を集めたいがために、過激な言葉を使って、フランスを悪者にしてしまうなんて、本当にやめて欲しいです!

ちなみに、再度共同通信の記事を見ると「(ギロチン)の刃が落ちた」と括弧書きしてありました。
なんかずるい書き方。

次回はフランス語を勉強している方のために、この言葉のフランス語を解説してみたいと思います。

À bientôt
Shiorine

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「Timonのフランスのお家見学ツアー」を行いました。

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

少し前のことになりますが、今回は3月に行った「Timonのフランスのお家見学ツアー」の様子をお伝えしようと思います。

当初はTimonのシェアハウスの案内をしてもらう予定だったのが、Timonが実家に帰省することになって、彼の両親の家を案内してもらえることになったこのツアー。

Timonからも両親の家は結構広いと以前から聞いていたので(その反動で?Timonは日本の漫画に出てくる小さな家に憧れがあるそうです。)どんな素敵なツアーになるでしょう!

今回はTimonの他に、友人のAlixとTimonの妹のTalmaも参加してくれて、とても賑やかになりました。
では、早速ツアースタートです!

妹のTalmaが門扉を開けてお出迎え。
« Bienvenue chez moi!» ようこそ我が家へ!
門扉
はフランス語で « le portail  »。
お庭の花も色々と咲いていて綺麗でしたよ。

こちらは家の玄関です。

玄関は« la porte d’entrée »、扉 « la porte  »に« entrée »エントランスと言う言葉が付け加えられます。

家の中に入って紹介してくれたのがお父さんの書斎。

書斎は« le bureau »です。
Timonのお父さんは建築家なので、家で仕事をすることも多いのかな?

次に案内してくれたのは台所« la cuisine »。

赤いタイルがおしゃれですよね。
フライパンを使って演技をしてくれているTimon。
ひっくり返しているのはきっと布巾です(笑)

キッチンには小さなテーブルもあって、朝食は朝の準備が出来た人から各自で自由に食べるそうです。

あー、フランスの美味しいバゲットが懐かしい。

こちらはダイニングルーム« la salle à la manger »。

フランスではちょうど13時頃だったので、まだ食後の食器類がテーブルに置きっぱなしでした。
こういう時、日本人だったら他人に見られると恥ずかしいから、きれいに片付けをしておきますよね。
フランス人と日本人との差なのか、それともご両親はどうも不在のようだったので、若者は気にしないのかもしれませんね!

次は何の部屋かな?と思いきや

トイレ« les toilettes »です。

フランスの家のトイレって、部屋のようになっているところも多いみたいです。
友人Alexiaの家も同じような感じでした。
暖房もちゃんと付いているし、フランス人にとって、トイレはゆっくり寛ぐ空間なのでしょうか?

それから、これらの写真はTimon達が後から撮影して送ってくれた物ですが、フランス人は自分の家を見せることを全く躊躇しないんです。
寝室だって「ちょっと散らかってるけど〜」と言いながら平気で見せてくれます。
むしろお客さんが来た時は、見せるのが礼儀というか、お客さんへの信頼を表すのだそうですよ。

さあ、ツアーはまだまだ続きますが、今日はとりあえずここまでといたします。

À suivre
Shiorine

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