フランス人に習う 本場の「ウフ・ア・ラネージュ」の作り方

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

さあ、いよいよお菓子作りのスタートです。

ウフ・ア・ラネージュŒufs à la neigeの材料はいたってシンプル。
卵、牛乳、砂糖、バニラシュガー(日本にはないのでバニラビーンズで代用)、水。
たったこれだけです。

卵白は泡立てた後、なんとお湯で茹でるんですよ!
日本のレシピでは卵白に砂糖を加えますが、Annieは砂糖は入れなくて大丈夫とのこと。
この後作るアングレーズソースが甘いから、卵白まで甘くする必要はないそうです。
ここがポイントの1つだと思います。

大さじでスプーンにすくって、沸騰したお湯にいれます。
卵白同士が引っ付かないように気を付けて。
お鍋は出来るだけ大きいものが良さそうです。

しばらくしたら卵白をひっくり返すのかと思いきや、そのままお湯から上げました。
はい、ポイント2。
ペーパーナプキンの上に置いて卵白は完了です。

次にアングレーズソースを作ります。
フランス語ではCrème anglaise、イングランドのクリームと言う意味です。
なぜイングランドなのかは不明?
いずれにしても、日本ではあまり聞いたことのないソースですよね。

卵黄に砂糖を加えて、なめらかになるまでしっかりと混ぜます。
結構時間をかけて混ぜました。

Annieがbienを何回繰り返したか分かりますか?
ということで、ポイント3つめです。

そして、そこに牛乳を少しずつ加えていきます。
少しずつですよ。
きれいに混ざったら中火にかけます。
木べらを使って八の字を描きながら混ぜ続けます。

Amélieが何度も繰り返し言っていたのが“ Surtout, ne pas faire bouillir ! ”(くれぐれも沸騰させないように)。
最後4つめのポイントです。

時間はちょっとかかるけど、手を止めずに根気よく混ぜ続けます。

とろみがついたら完成なのですが、とろみの見極めがちょっと難しかったです。
Amélieは” Moins liquide “になったら良いと言いますが・・・
まあ、プロのパティシエに習っているわけではないので。

Moinsは「より少ない」、liquideは液体、つまりとろみがつく程度なのでしょう。
冷えたら更にとろみがつくみたいなので、Amélie達に見てもらって火を止めました。

最後にキャラメルソース。
お鍋にお水を少しだけ入れて、沸騰させたら砂糖を加えて混ぜます。
我が家のは混ぜすぎて、少し結晶が出来てしまいました(笑)

あとは盛り付けて完成です。

私はティサージュガーデンのカモミールを添えてみました。

いよいよ試食ターイム!

A suivre.
続きます

A bientôt
Shiorine


「Club Pâtisserie クラブパティスリー 〜AnnieのŒufs à la neige〜」を行いました。

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

4月25日(日)Club Pâtisserie クラブパティスリー 〜AnnieŒufs à la neige〜」を行いました。

今回作ったお菓子Œufs à la neige(ウフアラネージュ)は、前回のブログでも紹介したように、フランスの家庭でも気軽に作れる代表的なデザート、ふわふわな雪のような口どけの良いメレンゲが、カスタードのソースに浮いている淡雪卵のデザートです。

終わった後だから言える私の本音。
子供の頃リヨンに住んでいた時に、母と一緒に通っていた料理教室で、Œufs à la neigeの作り方を一度習ったことがあったんです。
そして、当時の母のレシピノートには「Ce n’est pas bon」(美味しくない)の文字が・・・
卵白のお菓子って日本人にはちょっと馴染みがありませんよね。

でも、フランス人はとにかく卵白が大好き。
Mont-Blanc(モンブラン)だって、Tarte au citron(レモンタルト)だってメレンゲが使われています。
お菓子屋さんには、手のひら大の巨大なメレンゲが売られているんです。
そして、このŒufs à la neigeに至っては卵白を茹でて食べるんですよ。

どこまで卵白が好きなんだ!

なので、今回AnnieがŒufs à la neigeを教えてくれると聞いた時に、フランス語を学ぶ上で、経験しておかなくちゃいけないお菓子なんだと確信したんです。

当時の思い出もあり、今回せっかく教えてもらったのに、もし美味しくなかったらAnnie達になんて言おうと内心不安に感じながら、結果はどうだったのか!?

A suivre.
次回に続きます。

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在通常のグループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンは通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


4月25日(日)「Club Pâtisserie クラブパティスリー 〜AnnieのŒufs à la neige〜」を行います

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

4月のクラブパティスリーのお知らせです。

今月は以前から楽しみしていた、友人Amélieのお母さん、Annieによるオンラインでのお菓子作りレッスンを行います。

記念すべき1回目は(今後もお願いする気満々です)Œufs à la neige(ウフアラネージュ)を教えてもらいます。

ふわふわな雪のような口どけの良いメレンゲが、カスタードのソースに浮いている淡雪卵のデザートです。

これは”Riz au lait”(リオレ)と並んで、フランスの家庭で作る超代表的なデザート。
クラブパティスリーでも一度作る予定でしたが、まだ実現していませんでした。

今回AnnieŒufs à la neige”を作ろうと提案してくれて、やっぱりフランス語を学ぶ上では、決して外せないデザートなんだと確信しました!

そんなに難しいレシピではないので、日頃クラブパティスリーに参加されていない方も、一緒にチャレンジしてみませんか?

当日はもちろん日本語でも通訳しますが、レシピと準備する道具等は、事前にフランス語と日本語でお渡しします。
時間のある方はフランス語の予習をしてみてください。

オンラインでフランス人と一緒にお菓子を作りをすることがティサージュのクラブパティスリーの1番の醍醐味。

フランス人のパティシエが、お菓子を作り方を説明してくれる様子を見学するだけのオンラインイベントは、もしかしたら沢山あるかもしれません。
ただ、同時に作ると言うのは、他ではなかなか体験することが出来ないと思います。

なんと言っても、コロナでロックダウン中のフランスで、フランスの超人気パティシエ、シリル・リニャックの大ヒットしたテレビ番組からアイデアを拝借したオンラインイベントですから!

更に、お菓子を作るだけではなくて、会話を楽しんだり、フランス人の生活を垣間見たり、様々なお楽しみが付いてきます。
とっても楽しそうなイベントだと思いませんか!?

それでも、その場で作るのはやっぱり緊張すると言う方や、キッチンのWi-Fi環境など、それぞれご都合もあると思いますので、見学だけでもご参加も可能です。

今月もフランス人との交流を通して、フランス語遊びを楽しみましょう。
ご参加お待ちしています。

Club Pâtisserie クラブパティスリー 〜AnnieŒufs à la neige〜」

日時:4月25日(日)17時から1時間30分程度(フランスとの時差の関係で夕方になります)
場所:Zoomでのオンライン形式
参加費:3,500円
お支払い方法:PayPayでの送金または銀行振込
その他:材料は各自ご準備ください、見学だけの参加も可能です(参加費は頂戴します)
詳しいレシピはお申し込み後にお送りしますが、今回はオーブンやレンジは使用せずに、コンロとお鍋を使います。

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在通常のグループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンは通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


アメリが突然下着姿に!?「クラブパティスリー~アメリとどら焼き作り~」

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

今日は「クラブパティスリー ~アメリとどら焼き作り~」での最後にして最大のハプニングのお話です。

笑ってばかりのどら焼き作りも無事に終わり、最後にみんなで記念撮影。
と言っても画面越しですが。

撮影するから準備は良いですかー?と声を掛けたところ、突然セーターをガバッと脱ぎ始めたAmélieに日本チームはびっくり。

だってセーターの下は、どう見ても胸とお腹が露に出た下着姿なんです。

大笑いしている私たちに、Amélieはキョトンとして”Quoi ?”何?と不思議な様子。

どうして下着姿になるの!?と聞くと、
” Mais non !!! C’est un T-shirt. Ce n’est pas de la lingerie ! “「いや、違うよー!これTシャツだよ。下着じゃないよー!」と言いながらシャツを見せてくれたけど、日本人の私たちからすると、どう考えてもこれは下着です。

そう言えば、フランスでは夏になると胸を大胆に見せるだけじゃなくて、ブラジャーがスケスケの服を着た人に遭遇したものでした。
胸を見せるのはまだ理解出来るけど、ブラジャーが見えるのは一体何のアピールになるのだろうかと、私には理解不能です。
涼しさを求めているだけ?
うーん、今度フランス人の友達に聞いてみることにします。

いずれにせよ、Amélieの行動はフランス人からすると何でもないことで、そのおかげで、生徒さん達には記憶に残る異文化体験をしていただけました。

フランスと繋がってのオンラインイベントは、これからも色々と趣向を変えて行う予定です。
ご参加お待ちしております。

そして、先日お知らせした「みんなで一緒に旅するためのフランス語」のレッスンのご参加もぜひお待ちしています。
フランス語のレッスンと言うよりは、美しいフランス語の音遊び。
フランス語の世界にちょっとだけ触れてみませんか?

みんなで一緒に「旅するためのフランス語」
日時:月4回 毎月第1〜第4火曜日 21時〜22時
場所:Zoomでのオンライン形式
募集人数:4名

料金:月6000円
お支払い方法:PayPayでの送金または銀行振込
その他:NHK「旅するためのフランス語」のテキストをお持ちの方のみ受講可能です

お申し込み:このブログのお問い合わせページからお申し込みください。

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在通常のグループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンは通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


みんなで一緒に「旅するためのフランス語」

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

4月よりNHK「旅するためのフランス語」の再放送が始まります。
それに合わせて、ティサージュでは番組のテキストを使った、新しいオンラインレッスンをスタートします。

仕事も忙しいし、フランス語教室に通うまではなかなか決心が付かない・・・
ただ、フランス、フランス語にはずっと憧れがあって、「旅するためのフランス語」だけは欠かさず見ている、なんて方も多いかもしれません。

このレッスンでは、忙しい日常生活の中で、ほんのちょっとで良いのでフランス語に触れる時間を作ってみたい、ほんの少しだけでもフランス語を話せるようになってみたい、と言う方にぴったりのレッスンを行います。

どういうことかと言うと・・・

例えば「旅するためのフランス語」初回のLeçon1では、自分の職業を伝える「Je suis actrice. Et vous ?」がキーフレーズになっています。

「Je suis actrice. Et vous ?」(私は俳優です。あなたは?)

さすがに俳優の方はなかなかいらっしゃらないと思うので、各人のご職業でこのフレーズを覚えていただこうと思います。
私の後に続けて、ゆっくりと、何度も何度も繰り返し口に出して、練習をしていきます。

そして、フランス語の美しい発音を少しずつ覚えていきながら、毎回ワンフレーズを自信を持って言えるようになることをレッスンの目的とします。
ワンフレーズだけでもフランス語が上手に言えるようになったら、きっと嬉しいですよね!

45分間ずっと同じフレーズを繰り返してばかりでは、さすがに疲れると思うので、ブレークタイムとして、「旅するためのフランス語」に出てきたシーンにまつわるお喋りや、レッスンの始まりと終わりにも使える、フランス語の挨拶の言葉も一緒に覚えていきます。

レッスン終了後には、お一人お一人にお手本の音声をお送りするので、ちょっと時間が空いた時にでも練習してみてください。

もちろん1回のレッスンで完璧を目指す必要はありません。
月の最後の回のレッスンでは、その月のおさらいに加えて、テキストの中でも私の一番のお気に入り、発音ブラザーズさんの「フランス語発音のコツ」のコーナーを解説しながら実践をして行きます。

実は私も、フルタイムで働きながら週に1度スペイン語を習いに行っていた時期があったのですが、宿題をする時間をなかなか取ることが出来なくて・・・
レッスンに参加するだけで、スペインに旅した気分になれるし、スペイン語に触れることがとても楽しかったのに、泣く泣く止めてしまった経験があるんです。
なので、宿題を出すつもりもありません。

このレッスンの目的は、とにかく自信を持って言えるフレーズを1つでも増やしてもらう、そしてフランス語に触れる楽しさを味わってもらうということです。
せっかくフランスやフランス語に憧れがあるんだったら、ぜひその気持ちを何らかの形で体験していただきたいと願っています。

皆さんがレッスンに慣れて来られたら、一度くらいは私の友人のフランス人相手に会話を実践していただこうと思っています。
と言ってもテストでもなんでもないので、まだまだ自信のない方は、生のフランス人が話しているのを聞くだけでも大丈夫です。

最後に一点だけ、NHK出版さんに問い合わせたところ、レッスンを行うには、受講者の方がテキストを持っていることが必須と言われましたので、各自テキストのご準備をお願いします。

緊急事態宣言が明けたとは言っても、まだまだ不安で窮屈な毎日が続きます。
毎週火曜日の夕食後の1時間を、テレビをボーッと見る時間を削って!?、仲間と一緒にフランス語を楽しむ時間に当ててみませんか?

お申し込みがあった場合、初回のレッスン(4月6日)の前に、30分程度Zoomの接続のチェックも兼ねて、個別でお話をさせていただきます。

ご参加お待ちしています!

みんなで一緒に「旅するためのフランス語」
日時:月4回 毎月第1〜第4火曜日 21時〜22時
場所:Zoomでのオンライン形式
募集人数:4名

料金:月6000円
お支払い方法:PayPayでの送金または銀行振込
その他:NHK「旅するためのフランス語」のテキストをお持ちの方のみ受講可能です

お申し込み:このブログのお問い合わせページからお申し込みください。

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在グループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


3月21日(日)「Timonのフランスのアパルトマン見学ツアー」を行います。

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

3月のイベントのお知らせです。
今月はフランスに住む友人Timonに「フランスのアパルトマン見学ツアー」をガイドしてもらえることになりました!

お姉さま方に大人気のTimon登場。

2年前に福岡でTimonと食事会をした時は、みんなキャーキャー言って写真を撮ってもらいました(笑)

ティサージュでは、今までもフランス人の家を見せてもらったことは何度かありますが、今回は皆さんにただ見てもらうだけではありません。
「旅するためのフランス語」のようなクイズ形式で、Timonに単語のアルファベットを読み上げてもらい、聞き取りにチャレンジしていただきます。

見て、聞いて、書いて、発音して、そしてTimonとのコミュニケーションを楽しみながら、新しい単語を覚えてみましょうね。

まだ聞き取りには自信がないと言う方は、私が書いた文字を書き写してもらって全く問題ありません。
皆さんフランス語のレベルはそれぞれ、ただのフランス語ゲームです!
気軽に参加してくださいね。

せっかくなら、この機会にアルファベットの読み方を覚えたいと言う方は、事前に個人レッスン(オンライン50分3,000円)をしますので、ご連絡ください。

ちなみにTimonは、これからしばらく一人旅に出るそうです。
コロナで学校の実地研修がオンラインになったので、どこにいても研修が受けられるから!とコロナ自体はどこふく風のよう・・・

と言うことで、今回はTimon自身のアパルトマンではなく、彼の友達の家を紹介してもらうことになりそうです。

フランスのどこかの土地の、まだ会った事もない人の家(フランスでは男女関係なく知人を気軽に泊める習慣があるので、ホストが女性の可能性も多いにあり得ます)を見学できるなんて、なんだか楽しみですね。

これからも「Alexiaの家のお庭見学」、「Amélieの家の畑見学」「Mathias歯科医師の職場見学」のようなオンラインイベントを計画中です。
どうぞお楽しみに!

「Timonのフランスのアパルトマン見学ツアー」
日時:3月21日(日)21時から1時間15分程度
場所:Zoomでのオンライン形式
参加費:2500円
お支払い方法:PayPayでの送金または銀行振込
お申し込み:このブログのお問い合わせページからお申し込みください。

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在グループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


日本人には想像しにくいフランス語のun carnage

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

先日のAmélie達の失敗から学ぶフランス語の続きです。

こちらの会話の最後の一行が残っていましたね。
Amélie :C’est pas beau, hein ? (きれいじゃないよね?)
Shiorine  :Moi non plus. (私も)
Amélie :Regarde. (見て)
Mariette :C’est un carnage. (これはひどい)

“C’est un carnage.”
carnageの意味は調べてみましたか?

実は私も、この時carnageと言う単語を知りませんでした。
なので、その場の乗りで笑っていますが、後から辞書を引くと「殺戮、虐殺」なんてとても怖い意味になっています。
と言うことは、直訳すると「虐殺状態」とかになるでしょうか?

でも日本人の私たちにとっては、形の崩れたどら焼きから虐殺シーンをイメージするなんて、ちょっと不思議な感覚ですよね?

フランス人はどうしてこんな表現を使うのか気になった私。
日本語の得意なフランス人の友達に、carnageを日本語に置き換えると、どんな言葉になるか尋ねてみました。

すると返ってきたのは、やはり「激しい殺人でございます」、「どこでも血が散っている」、「内臓」次々と怖い言葉がLINE画面に表示されます。。。
へぇ、やっぱりそういう意味なんだと思っていたら、最後に「肉屋のように」と付け加えてくれたんです。

あ、肉屋!
それでなるほど!と納得しました。

フランスの肉屋さんに、動物の個体の塊のままの肉がぶら下げられているのを見られたことはありますか?
うさぎ、鳩、鶏などの比較的小さな肉はもちろん、豚や牛の大きな肉もあったりします。
私も昔、フランスの肉屋に、牛の肉の塊が、大量にぶら下がっている写真を撮って友人に見せたことがありました。
その時友人に、やめて、グロテスクすぎる・・・と言われたことを思い出しました。

つまり、人間の虐殺シーンを想像すると言うよりは、肉が並んでいるところを想像して、Marietteの口から“C’est un carnage.”と言う言葉が出てきたんだと思います。
他のみんなは、まあるいきれいなどら焼きが焼けているのに、彼女達のはこれだけ形も崩れてしまっているので、お菓子というよりはもはや焦げかけた肉・・・

確かに、この時彼女達が見せてくれたどら焼きが、何となくお肉に見えて来ました。

最後に、日本語訳は「まるで肉!」とするわけにもいかないので、意訳して「これはひどい」にしています。

彼女達の失敗のおかげで、辞書には載っていない、フランス語のニュアンスを学ぶことが出来ました。
フランス人との交流を通しての、生のフランス語の勉強って楽しい。

今日はグロテスクな言葉が沢山出て来たので、お口直しに?トップ画面にはMignonさんの美しいどら焼きを載せておきますね!

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在グループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


Amélie達の失敗から学ぶフランス語

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

Amélie達にとって初めてのどら焼き作り。
本人達はフライパンのせいにしていましたが、生地が緩かったのか?色々とアドバイスをしてもなかなかきれいに焼きあがらなくて・・・
まあ、そのおかげで多いに笑いをとってくれました。

これもその一場面。

せっかくなので、このシーンをフランス語のお勉強に役立てましょう!

Amélie :C’est pas beau, hein ? (きれいじゃないよね?)
Shiorine  :Moi non plus. (私も)
Amélie :Regarde. (見て)
Mariette :C’est un carnage. (これはひどい)

C’est pas beau, hein ?
Beauは美しいですね、それを否定して(フランス人は否定形を使うのが大好きです)「美しくない」になります。
正しくはCe n’est pas beau. と言いますが、話し言葉では否定のneを省いて言うことが多いです。
Hein? は相手に対する問いかけに使います。
Hは発音しないので、あえてカタカナで書くと、「アン」となります。

Moi non plus.
実はこの時点では、火加減が弱すぎたのか私も失敗作ばかりでした。
それでAmélieの否定の問いかけに対して、私もそうではないと答えています。
初心者の皆さーん、moiの発音は「モイ」ではなく、また「モワ」よりも「ムワ」、ムは上下の唇を合わせてmの音だけを出す感じです。
Chatonが moi ,toi(私、君)をモイトイと言っていた頃が懐かしいです(笑)

Regarde
見ると言う動詞の命令形です。
不定形はregarder、この場合Amélieが私に向かって言っているのでregarde、もし複数の人に向けて言うときはregardezになります。

C’est un carnage.
これに関しては長くなりそうなので、次回のブログに書くことにしますね。
それまでに、ぜひ一度辞書を引いてみてください。
ちょっとびっくりすると思います!

A bientôt
Shiorine

ティサージュでは現在グループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


アメリ先生とマリエット先生の発音矯正コーナー

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

自分たちの母国語にとても誇りを持っているフランス人、特に発音に厳しい人がとても多いんです。

フランス人と交流したことがある人なら、きっと一度や二度は経験したことがあるかと思いますが、正しい発音が出来ていないと、とことん直してくれるフランス人の本当に多いこと!

私の主人もその経験者。
以前Amélieが日本に遊びに来たときに、日本人が苦手な“quatre”や“neuf”の発音を、Amélieからかなり厳しく!?指導を受けました。

そのおかげで、主人は今とても上手に“quatre”と“neuf”の発音が出来ています。
ただ、フランス人の発音に対するこだわりが相当印象的だったのか、未だに「あの時のAmélieは厳しかった」とトラウマにはなっているようです(笑)

さて、今回のどら焼き作りでも、Chatonの発音にうまく食いついて来てくれましたよー!

事件はChatonの弟君が現れた時に起きました。
Chatonが“C’est mon frère.”(これは私の弟です)と紹介すると、姉妹揃って“frère!!!”。

Chatonの発音がfrère(弟)ではなくて、père(お父さん)に聞こえるらしく、fの音をもっとはっきり出すようにと何度も教えてくれました。

そうなんです、Chatonは私もどうしてここまで上手になったのか不思議なくらい、フランス語の発音にはあまり問題はないのですが、この子音とRの組み合わせが苦手なんです。

口の前方、前歯と唇を使ってFという摩擦音を出したら、今度はすぐに、口の一番奥、喉の近くでRを発音しなくてはいけないのですから、それはもう大忙し、日本語の発音にはない、2つの慣れない音を素早く出すなんて、難しいに決まっています。

そこをめざとく見つけてくれたAmélie達に感謝!
彼女達の特訓の成果があって、Chatonもだいぶコツが掴めたようでした。
教えてもらったことがちゃんと身についているか、次回のレッスンの時にテストしてみなくちゃいけませんね。

どら焼き作りの楽しいひとこまはまだまだ続きます。

ティサージュでは現在グループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

A bientôt
Shiorine

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中


フランスとオンラインで繋がってお菓子作りを行いました

Bonjour à tous, Shiorineシオリーヌです:-)

先週の土曜日はじ「クラブパティスリー ~アメリとどら焼き作り~」を行いました。

Amélieのお姉ちゃんMarietteが撮った材料写真。
フランス人の撮った写真は、どこか雰囲気が違いますね。

今回の参加者はフランスからAmélieとMariette、そして日本から生徒さん3名、私を入れて6名でどら焼き作りをしました。

それぞれ自己紹介をした後で、早速Chatonにバトンタッチ、レシピの説明を行ってもらいました。

緊張するーと言っていたChaton、お得意の”bicarbonate de soude”「重曹」、カタカナで書くとビキャルボナットゥドゥスードゥ、これは私でも発音しにくい、とても難しい単語なのですが、この発音も上手だと褒められて、とても嬉しそう。
材料、道具の説明をすべてクリアしました。

次はいよいよ作り方。
Amélie達には予め、もしChatonの言うことが分からなかったら、遠慮なく”Je ne comprends pas.「私は分かりません」と言ってねと伝えておきましたが、さあどうだったのか。

ぜひこの動画を見てあげてください。

すぐにD’accord !「了解」と言う返事が返って来て、本当に嬉しそうなChaton、そしてお隣のお母さんのMarronも、温かい笑顔でChatonの頑張りを称えています。

フランス留学のためにフランス語を学び始めたChaton、その夢がコロナで消えてしまったのに、ここまでくじけずに頑張って来たことが思い出されて、動画を見直して、思わず涙してしまった私です。

結果作り方の説明は一度だけ数字を聞き取ってもらえなかっただけで、あとは全てクリアしましたよ。

Bravoooooo Chaton !!!!!
本当によく頑張りました。

それにしても、フランスチームに色々なハプニングがあって!?今回も良く笑いました。

その様子はまた次回のブログでお話しします。

ティサージュでは現在グループレッスンはお休みしていますが、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも通常通り行っています。
オンラインはなんだか苦手と言う方も、お気軽にお問い合わせください。

A bientôt
Shiorine

「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 * 「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中