デミグラスソースがフランス語だったとは!

Bonjour à tous,
C’est Shiorine.
Vous allez bien ?

先日のブログに、時間の表現を覚えるときに生徒さん達が苦労するのが、”midi”正午と”demi”30分を言い間違えてしまうことだと書いたばかりでした。
が、その直後にdemiに関する衝撃の事実!?が分かりました。

デミグラスソースのデミグラスってフランス語だったんです!
デミグラスソースの語源なんて考えたこともなかったし、漠然と英語かなぁと思っていたのですが、フランス語で”Sauce demi-glace” と呼ばれているんだそうです。

そうなんです、なんと、あのdemiが身近な日本語で使われているではありませんか!

“Sauce demi-glace”とは、sauceはもちろんソース、demiが半分、そしてglaceにはプチロワの辞書には載っていませんが、煮詰めると言う意味があるそうですよ。
つまり半分煮詰めたソースなんですね。
ちなみに辞書には動詞glacerに、〖料〗〔肉料理など〕に肉汁をかける;…に照りをつけると記載がありました。

さらにdemiを深掘りしてみると、デミタスコーヒーも”demi-tasse”と言うフランス語なんですね。
これにも全く気付かなかった・・・
“Tasse”がコーヒーカップを指すので、コーヒーカップの半分の大きさのカップのことを言います。
コーヒー通ではない私は、そもそもデミタスコーヒーがどんなコーヒーのことなのか知りませんでしたが、カップが小さいからと言って、必ずエスプレッソと言う訳ではなくて、別の淹れ方をしたコーヒーでも良いみたいです。

そして、パティシエの生徒さん達が一番「あー!!!」と納得したのが”demi-sec”、通称ドゥミセック。
あら、こちらはデミじゃなくてちゃんとドゥミになっていますね。
マドレーヌやフィナンシエなどの半生菓子のことを指すそうです。
パティシエ界では良く使う言葉のようで、彼女達にはかなり説得力のある単語でした。

”Midi”と”demi”を教える時に、先にこういったことを説明出来ていれば、彼女達もそんなに苦労することなく、この2つの単語を覚えることが出来たのかもしれません。
これからフランス語を学び始める生徒さんには、あなた達の先輩はすごく苦労しながら”demi”を覚えたんだよ、と教えてあげたいと思います。

写真はパリに行ったときに飲んだハーブティ。
このカップは”demi-tasse”よりもちょっと大きめでしょうか。
フランスのカフェで紅茶やハーブティを注文すると、大体こうやってティーバッグとお湯が出て来るのが、コーヒーがあまり得意ではない私には残念なんですよね。
それでも、ここのカフェのティーバッグはDAMMAN FREREダマンフレールのものだから上等かな。

À la prochaine !

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