と、その前に、フランス語を発音するときには、音節ともう1つ大事なことがあることをLucaに説明をしました。
それは何かと言うと、フランス語を学習したことがない方には意外に思われるかもしれませんが、
でも、昔流行った?「ナガジュバ〜ン、
この「ナガジュバ〜ン・・・」は、鼻母音という鼻から抜ける音が強調されているので、あまり口を動かさないで言ってもフランス語っぽく聞こえます。
しかし、鼻母音だけがフランス語の発音ではありません。
口の奥から音を出したかと思ったら、すぐに前に移動して音を出したり、とにかく口がいつも忙しく動いているんです。
これは日本語にはもちろん、英語にも存在しない音になります。
でも①の[ɑ̃] アンは口を丸くして前方で音を出すのに対して、②の[ɛ̃] アンは口を横に開いて鋭い音を出すという、全く違った発音方法になります。
これを間違えて発音すると、全く意味の違った単語になってしまって、相手に話が伝わらないなんてことも起こります。
ここで前回のブログに出てきた、私のノルマンディーを旅した時の発音の失敗話に戻ります。
” Caen “「カン」と言う地名をホテルのフロントのおじさんにどうしても分かってもらえなかった原因の1つは音節の間違いでした。
そして、もう1つ、この鼻母音の間違いでもあったのです。
私たちは” Caen “の鼻母音は①で発音しなければならないところを、②の発音を使っていたのです。
例えが良いのか分かりませんが、日本語の食べる「パン」を「ポーン」と言っていたようなものです。
音節も鼻母音も違っていては、フロントのおじさんに伝わらないのは当然ですよね。
Lucaにもこの話をすると、「えー、そんなに違うんだ」とびっくりしていました。
懐かしいポストカードが出て来ました。
À bientôt
Shiorine
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