「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」アストリッドはなぜマドモワゼルなの?

Bonjour à tous. C’est Shiorine.
Vous allez bien ?

「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」を見ていて一番気になったことと言えば” Mademoiselle “の使い方でした。

私はフランス語の勉強のために、吹き替えではなく字幕でドラマを見ていました。
するとすぐに気になったのが、主人公のAstridに対してみんなが” Mademoiselle “と呼んでいることでした。

確かにフランス語で” Madame “は結婚している女性、そして” Mademoiselle “は未婚の女性のことを指します。
ただ、現代では性差別的観点や、” Mademoiselle “には「未熟の」と言う意味合いもあるため、フランスでは行政文書で” Mademoiselle “を使うことが、確か2012年頃から禁止されています。

4年前に私がフランスに行った時、22歳の友達のAmélieもお店などでやはり” Madame “と呼ばれていました。
私がフランスに留学していたのは同じく22歳の頃でしたが、当時私は”Madame “と呼ばれた記憶がありません。
時代が変わったなぁと感じたものです。

なのに、ドラマではAstridは周りの人たちに” Mademoiselle “と呼ばれています。
いくらAstridが若く見えると言ったって、仕事をしている場所で、初対面のRaphaëlleも彼女を” Mademoiselle “と呼んでいるのを見て、なぜ?と疑問が募ります。

そこで、Astridの設定年齢をまず調べてみました。
なかなか見つかりませんでしたが、フランスのWikipediaにありました!

” Astrid Nielsen, trente ans, est une femme autiste・・・ ”
アストリッド・ニールセン、30歳、自閉症の女性・・・

Astridが30歳ということが判明。
30歳にもなれば立派な女性、なぜ” Mademoiselle “を使うのか、ますます謎です。

そこで、このドラマのことを気に入っている友人Alexiaにどうしてなのか聞いてみました。
彼女が言うには、

「必ずしもマダムと言わなくちゃいけないわけじゃないのよ。アストリッドは若いからマドモワゼルと呼んでるの。私たち(彼女と私は小学校の同級生です)みたいに歳を取ったらマダムだけどね!」

えー、絶対に” Mademoiselle “と呼んじゃダメだと思っていたのに、今まで信じていたことと違っています。
気になって、今度は友達Mathiasに聞いてみました。

すると
「残念なことに現代社会では、僕たちの美しい言語をどんどん変えてしまう傾向にある・・・これには全て政治が関わっている・・・
昔から存在するフランス語を話したいなら、25歳くらい迄の女性にマドモワゼルと呼んで大丈夫。
ただ、現代ではマドモワゼルと呼ばれることに対してイラッとくる人もいるから・・・」

なんとなくわかってきました。

そもそも、この言葉が行政文書で使用されなくなったのも、フランスの女性団体が性差別に当たると陳情したことから決まったみたいなんです。
もしかしたら、多くの人は昔から慣れ親しんだ言葉” Mademoiselle “を、本当は今でも使いたいのではないでしょうか?

ただ、現代はちょっとしたことでも、揚げ足を取られたり、炎上したり、大事件になってしまう風潮があります。
それなら” Mademoiselle “と言って揉め事になるよりも” Madame “と呼んでおいた方が無難。
ん、なんかフランスっぽくない気もします・・・

最後に、私の最大の疑問、ドラマの中でAstridはなぜ” Mademoiselle “と呼ばれるのかについて。
恐らく自閉症のAstridは言動も少し変わっていて、実年齢よりも若く見える、そして” Mademoiselle “と呼ばれてもムカつきそうにない雰囲気を持っている、などの理由から、周りの人がつい気を許して” Mademoiselle “と呼んでしまうのではないでしょうか。

私なりの解釈なので、正しいかどうかは分かりませんが、みんなに” Mademoiselle “と呼ばせさせてあげるAstridが愛らしく思います。

À la prochaine !

10月14日(金)フレンチcaféの参加者募集中です!

◆ 「ティサージのフレンチcafé」
日時:10月14日(金)15:00~16:30
場所:Le Breton ル・ブルトン
住所:福岡市中央区今泉2-1-65 メゾンドール今泉 1F
参加費1,500円(別途ワンオーダー制となります)
その他:「旅するためのフランス語」10月号のテキストをお持ちください
お申込み方法:このブログの「お問い合わせページ」からお申し込みいただくか、tissages2015☆gmail.com(☆を@に変えてください)ティサージュ置鮎までご連絡ください。
メールの返信が2日以内にない場合はエラーの可能性がありますので、お手数ですが再度ご連絡頂けますようお願い申し上げます。

ティサージュルームでのグループレッスンを再開しています。

また、オンラインレッスン、ティサージュルームでの個人レッスンも行っています。
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「ティサージュのフランス語プチレッスン」のホームページが出来ました。
*福岡のアットホームなフランス語教室 *「ティサージュのフランス語プチレッスン」*参加者募集中

 

 

 


Astrid et Raphaëlle 「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」最終回

Bonjour à tous. C’est Shiorine.
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“Astrid et Raphaëlle”がとうとう最終回を迎えました。
かなりハマって見ていたので、終わったのが本当に残念でなりません。

と言っても、内容がかなり難解な上に登場人物たちの名前と顔が一致しない、フランス語がもちろん早口なので、何度見ても飽きない、そしてフランス語の勉強になるシステムになっています。

一度見ただけでは気づかなかったことが色々とありそうなので、何度も見直したいなと思います。

ちなみに今日NHKのサイトを見たら、シーズン2が来年の5月放送予定だそうです!
Youpi !やったー!
あと半年以上ありますが、それまでにシーズン1を徹底的に攻略して次のシーズンに臨みたいと思います。

À la prochaine !

10月14日(金)フレンチcaféの参加者募集中です!

◆ 「ティサージのフレンチcafé」
日時:10月14日(金)15:00~16:30
場所:Le Breton ル・ブルトン
住所:福岡市中央区今泉2-1-65 メゾンドール今泉 1F
参加費1,500円(別途ワンオーダー制となります)
その他:「旅するためのフランス語」10月号のテキストをお持ちください
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10月のフランス語レッスン à 老人福祉センター早寿園

Bonjour à tous. C’est Shiorine.
Vous allez bien ?

昨日は老人福祉センター早寿園さんでのフランス語レッスンでした。

前回のレッスンで、ティサージュオリジナルのスキットを使ってカフェでの会話の聞き取りをしたので、今回は意味の説明と会話の実践です。

せっかくなので、皆さんも聞き取りにチャレンジしてみてください。

スキットはいつも私の幼馴染のAlexiaにお願いしています。多分子供たちが寝る前に、寝室で撮影してくれたのでしょう。
ありがとねー。

上手く聞き取れましたか?
正解はこちらです。

A : Monsieur, s’il vous plaît !
B : Tout de suite, Mesdames !
Alors, je vous écoute.
A : Un café, s’il vous plaît.
C : Et pour moi, un jus d’orange.

訳は
A
:ムッシュー、お願いします!
B:すぐに参ります!
では、お伺いします
A:コーヒーをお願いします。
C : 私はオレンジジュースを。

比較的簡単な会話ですが、” un jus d’orange “オレンジジュースが、皆さんちょっと聞き取りにくかったようです。
ちなみに、オレンジジュースは発音も難しいんですよね。
ティサージュの生徒さんたちもいつも苦労しています。

さて、会話意味の説明をしていた時のこと、ベレー帽を被った素敵なマダムJacquelineさんが、もう30年以上前のことだけど・・・と、初めてツアーでフランスに行った時に、ガイドさんが教えてくれたことをお話してくださいました。

フランスではとにかく« s’il vous plaît »「お願いします」を使ってください(おそらく買い物を想定されてのことでしょう)。
もし覚えられない人は「新聞くれ」で大丈夫ですよ!

え、「新聞くれ!」?
みんな大爆笑です。

でも確かに確かに、カタカナ読みで「シ・ル・ブ・プ・レ」と5音節で言うよりも、「新聞くれ」(シン・ブン・クレ)の方が3音節で、正しいフランス語の音節になります。
音節ってフランス語を話す上で、とても大切なことなので、少々発音が違っていたとしても、音節が同じ方が断然フランス人に伝わりやすいんです。

これはJacquelineさんに良いことを教えてもらいました。
今後音節のレッスンをする時には、このネタぜひ使わせていただきます!皆さんも、フランスに行く機会があったら、ぜひ試してみてくださいね。

音節については、私のこのブログの記事で詳しく書いています。興味がある方はぜひご覧ください。
中学3年生Lucaのゴールデンウィーク6日間・フランス語発音レッスン 〜Leçon 1 フランス語の音節〜

À la prochaine !

10月14日(金)フレンチcaféの参加者募集中です!
◆ 「ティサージのフレンチcafé」
日時:10月14日(金)15:00~16:30
場所:Le Breton ル・ブルトン
住所:福岡市中央区今泉2-1-65 メゾンドール今泉 1F
参加費1,500円(別途ワンオーダー制となります)
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旅するためのフランス語 ” Une entrée pour l’exposition, SVP “

Bonjour à tous. C’est Shiorine.
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先日から新しく始まった「旅するためのフランス語」のLeçon 1ご覧になりましたか?

レベルが上がると言うことで、どんな感じになるんだろうと楽しみにしていましたが、内容に工夫がされていて期待以上でした。
Monsieur千葉、良いムードメーカーになっていますね。
おじいちゃんのモノマネのフランス語には、思わず笑ってしまいました。
先生たちもおっしゃっていましたが、普通にフランス語を話すより上手かも(笑)

さて、今シリーズでは短い”dialogue”ディアローグでの勉強が主になっています。
Leçon 1は

” Une entrée pour l’exposition, SVP. “「展覧会のチケットを1枚ください」
” C’est six euros. ” 「6ユーロです」

ここでPetite Shiorineの秘蔵コレクションが出て来ましたよ。

今日のトップ画像にあるものが« une entrée »入場券です。
これ、私が小学生の頃のものなんでよ。

フランスの小学校では、授業の一環として、美術館や名所に出掛けることが良くあるんです。
皆さんもフランスに訪れたときに、美術館などで子供達のグループに出会ったことがあるのではないでしょうか?

リヨンのMusée Guimet、私もこの博物館には、クラスのみんなと一緒に行きました。
母とそんな話を懐かしくしていたら、母がこういう屋外授業のことを、フランス語で ” plein air ” と呼んでいたと教えてくれました。
” Plein air ” は日本語で「野外の、屋外の」と言う意味があります。

80歳になる母ですが、意外なところで記憶力が良いのです!

当時、学校で何か特別なイベント毎などがあるときは、間違いのないように、先生やクラスメイトが、私の代わりにノートに書いてくれたり(私のアルファベットは特に初めの頃はミミズみたいで読解不能だったので・・・)母に直接伝えてくれたりしていました。
それで、母も記憶に残っているんじゃないかな。

トップ画像の写真はリヨンの郊外にある ” Musée de l’automobile Henri Malarte ” 自動車博物館です。
ナチス時代のヒトラーが実際に乗っていたメルセデスベンツの前で弟妹と一緒にパチリ。
フランスでは美術館や博物館には、とにかく良く出掛けていました。

10月14日(金)15時30分より、今泉のル・ブルトンさんで「旅するためのフランス語」のテキストを使った簡単な会話のレッスン「フレンチcafé」を行います。
テキストのディアローグを楽しく練習してみませんか?
ご参加お待ちしています。

À la prochaine !
Shiorine

◆ 「ティサージュのフレンチcafé」
日時:10月14日(金)15:00~16:30
場所:Le Breton ル・ブルトン
住所:福岡市中央区今泉2-1-65 メゾンドール今泉 1F
参加費1,500円(別途ワンオーダー制となります)
その他:「旅するためのフランス語」10月号のテキストをお持ちください
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