フランス人から教えてもらった、本場のアリゴのエトセトラ

Bonjour à tous, c’est Shiorine.

今回ティモンが作ったアリゴはじゃがいも1kg、チーズ350g、これは通常10人分の分量だそうです。

普通はアリゴと一緒にソーセージやお肉、野菜などを食べるけど、この日はアリゴしか作っていないので、これを5人で食べるんだ、僕たちはアリゴが大好きだからと言っていました。

1つだけフランス語に関するワンポイントレッスンです。

数字の”dix”(10)の発音は、カタカナで書くと通常「ディス」と最後のSを発音します。
ただし、数字の後ろに子音から始まる言葉が続く場合は、スを発音しないで「ディ」だけになります。
この動画で”dix personnes”(10人)、はディスではなくて、「ディぺるソンヌ」とティモンが言っているのが聞き取れますか?

ティサージュでは生徒さん達にレッスンの度に日付を言ってもらうので、ぜひ覚えて欲しい読み方なんです。
9月10日だったら
”Le dix septembre”「ル ディ セプタンブる」  ですね!

さて、話を元に戻して・・・
食事がアリゴだけと言うので、他にパンや野菜は食べないのか不思議でした。
でも、彼らにとってはごく普通のことのようで、ティモンがどうしてそんなことを聞くの?という顔をしていました(笑)

そう言えば、私がフランスでホームステイしていたときも、夕食が大量の白アスパラと、半熟卵にパンだけという日があって、フランス人の食事はなんてシンプルなんだと驚いたことがあったのを思い出しました。

結局ティモンの家では、その後お母さんがニジマスを用意してくれたみたいです。

追記:私は常に栄養バランスを考えて食事を作る方なので、じゃがいもとチーズだけ!?と思いましたが、私たち日本人がおにぎりや素麺だけで食事を済ませるのと同じ感覚なのかもしれませんね?

ティモンにアリゴをどのくらいの頻度で食べているのかも聞いてみました。
すると、酪農国らしい、興味深い答えがかえって来ましたよ。

冬の間は牛たちが干し草を食べるのに対して、夏は新鮮な牧草食べるので、アリゴに使うチーズ”tome fraîche”トムフレッシュは夏以降が一番美味しい(黒木華ちゃんの旅するフランス語の時にもチーズの回で同じことが紹介されていましたね)。
なので、夏から秋にかけて月に1度は家でアリゴを食べる、それ以外にも村のイベント事の時にはアリゴがつきものなので、半年の間に10回は食べるんじゃないかな。
今はコロナで村のイベントはないけど・・・

チーズフォンデュがどちらかと言うと冬のイメージなので、アリゴもきっと冬に良く食べるんだろうなと思っていたら、全く反対だったんですね。

コロナが収まって、ティモンの家に遊びに行く時は、夏以降で計画、そしてアリゴを食べまくりますか!?

ティモンが送ってきてくれたポストカードから思いついたアリゴ作りでしたが、また1つフランスの文化を体験することが出来ました。

この日はティモンのご両親もZoomに顔を出してくれて、初めて挨拶も出来ました。
そしてありがたいことに、他にもいろんなフランス料理を教えたいと言ってくれているらしいのです。
みんな本当に優しい人たちです。

次回は皆さんもぜひ参加してくださいね。

À bientôt
Shiorine

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