今年の夏は、初めて子供達にフランス語を教える機会を得ることが出来ました。
バレエを習っていると言う、友人の小学校6年生のお嬢さんから、1度フランス語を習ってみたいとのリクエストがあったのがきっかけでした。
私も大人の方へ教え始めたばかりなので、子供に教えるのは更に難しそうだと、ちょっとたじろぎましたが、最近では色々なことにチャレンジしてみる気力が出てきたので、有り難くお受けすることにしました。
私との1対1では寂しいかなと思って、周りに声を掛けてみたところ、2人の小学生の女の子が興味を示してくれました。
1人は私の友人の子で、私が10年前にフランスに遊びに行った時に、お土産にフランス語の子供向けの歌の入ったCDをプレゼントしていた子です。
当時、そのCDを聞いてフランス語で一緒に歌っていたらしいのですが、まさか10年後その子にフランス語を教えることになるなんて思ってもみませんでした!
もう1人は私の姪っ子。
去年の夏フランスから福岡に遊びに来ていたアメリと出会って以来、なんだかフランスに興味を持ってくれているみたいので、私も嬉しい限りです。
大きくなったら姉妹3人でフランス旅行に行くそうなんですが、私も連れて行って欲しい。
そしてレッスンの日。
3人ともバレエ経験者だったので、今回はバレエ用語や、子供達でも知っているお菓子の名前などで、フランス語に触れてみました。
マカロン、タルト、シュークリームなど、子供たちも大好きなお菓子は全てフランス語ですからねー。
フランス語を勉強する時に1番苦労するRの発音も、子供の頃に慣れて欲しいと思って、発音練習を頑張ってみましたが、これはちょっと難しかったかな。
私が家族でフランスに1年間住んでいたのも、ちょうど小学校5年生の時、それまでフランス語はおろか英語もほとんど知らなかった私が、突然フランスの小学校に通うことになって、クラスのみんなとすぐに仲良しになれたこと、言葉を覚えるのが楽しくて、Rの発音を家に帰って声が枯れるまで1人で練習していた経験などもお話ししてみました。
私が今でもこうしてフランス語が自由に話せるのは、40年近く経った今でも仲良くしているフランス人の友達の存在が有り、その子と、父を頼らずに(大学に入るまでずっと父に手紙の翻訳をしてもらって、文通をしていました)自分の力でコミュニケーションが取りたいと思ったことが1番の理由だったと思うのです。
子供たちに、語学は学校の勉強だから仕方なくやるものではなくて、世界中の色んな人とコミュニケーションを円滑に取るための手段として最適なものだから、英語やフランス語をぜひ好きになってもらいたいと言う気持ちが少しは伝わったかなぁ。
これからも子供たちが望むのであれば、こうやってフランス語を教える機会があれば嬉しいと思います。
そのためには、私ももっと上手な教え方を身に付けていかなければなりませんね!