この日のクラブパティスリーは夜の開催だったため、タルトだけでは足りないということで、7名が集まって持ち寄りディナーを楽しみました。
タルトが焼き上がる間に、他のお料理の準備もスタート。私はジュリアン達に餃子包みを体験してもらおうと思い、あらかじめ餃子のたねを準備しておきました。生徒さんたちに包み方を教えてもらいながら、みんなで包む時間もまた、楽しく温かいひとときに。
たねが思ったより多く余りそうだったので、ジュリアンがひまわり餃子を考案してくれました。たっぷりと具を使えるよう工夫されていて、見た目もとても可愛らしい仕上がりに。
ある生徒さんは「うちはいつもワンパターンだから、これを家族に作ってあげたい」と話していらっしゃいました。
ニース風サラダは、我が家の畑で採れた野菜をふんだんに使い、アントニーが担当。
手作りドレッシングもさすがの味わいで、サラダを引き立ててくれました。
ほかにも、生徒さんたちが持ち寄ってくださったお刺身や中華おこわなどが並び、和洋折衷の家庭料理がひとつのテーブルに集まる光景は、まさに食の文化交流そのものでした。
料理がすべて揃ったところで、いよいよ会食スタート。
À votre santé ! 乾杯! ジュリアンがフランス式の乾杯の合図をしてくれました

早速トマトのタルトからいただきます!
ひと口食べてすぐに、ジュリアンが言っていた「秘密の材料」の意味がわかりました。ほんのりと効いたハーブが、驚くほどフランスらしさを演出していたのです。
普段使っているハーブソルトなのに、どうしてこんなに味が変わるのかと驚くほど。
とても簡単なレシピだったこともあり、生徒さんたちも「家で絶対作ってみたい!」と盛り上がっていました。
準備したお料理はどれも、ジュリアンもアントニーもたくさん食べてくれて、嬉しかったです。
宴もたけなわとなった頃、フランスでは食後に欠かせないデザートの時間。
今回は私のリクエストで、エミリーさんに準備していただきました。
まずはライムとレモンのジュレ。見た目も爽やかで美しく、味もさっぱりしていて、食後にぴったり。
さらに、可愛らしいアーモンドの焼き菓子と、柚子ピールのチョコレートがけまで用意してくださっていました。
どれも本当に美味しそう!
柚子はフランス人にとても人気のある味ですが、案の定、ジュリアンたちが特に気に入っていました。フランスには「PiM’s」という、やわらかいクッキーにオレンジジャムをのせ、チョコレートでコーティングしたお菓子があるのですが、それを思い出すと言って、何度も手が伸びていました。
最後には、ジュリアンたちからのお土産として、リヨンの銘菓「Coussin de Lyon クッサン・ド・リヨン」が登場。
リヨンのクッションという意味があります。
ちょうど先日、NHK「世界ふれあい街歩き〜リヨン〜」でも紹介されていましたよね。
実は私は子どもの頃からこのお菓子があまり得意ではなかったのですが、そのことを知っていて、あえて持ってきてくれたジュリアンの優しさに感謝しています(笑)
というのも、パティシエのエミリーさんにとっては「幻のお菓子」的な存在だったそうで、今回の〈Voisin〉というショコラトリーのものは、リヨンでも一番だとのこと。エミリーさんがとても嬉しそうに召し上がっていて、何よりでした。
この日はまさに老若男女の集まりで、国際交流だけでなく世代間の交流もあり、とても温かく楽しい場となりました。集まってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
そして、7月は、エミリーさんが講師となってクラブパティスリーを開催することになりました。
今回みんなで作るのは「pâte de fruits パート・ド・フリュイ」。フルーツをベースにしたゼリー状のスイーツで、フランスではとてもポピュラーなお菓子です。
日本ではあまり知られていないため、フランス菓子にこだわった専門店でしか見かけないかもしれませんが、本場フランスでは定番のおやつ。見た目もカラフルで、味わいも濃厚なのが魅力です。
まさか、そんなパート・ド・フリュイを自分たちの手で作れる日が来るなんて…!
エミリーさんのおかげで、そんな夢のようなレッスンが実現することになりました。
今からとても楽しみです!
À bientôt
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